rurumixのブログ

私立中学3年の息子とサピックス4年生の娘を育てるワーキングマザー。息子の日能研での中学受験から現在通う私立中学の生活、娘のサピックスライフについて思うことを書いています。節約と投資のあれこれも。

子育てと私のキャリアについて思うこと

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キャリアと書くほど大したものではありませんが、子どもが生まれなかったら今の私はどんな仕事をしていたのだろうと思います。少なくともお金の心配はなかっただろうと思いますが、仕事のプレッシャーは今よりは断然大きかったと思います。子どものお陰で残業も最低限で許してもらえたので、意外と子どもがいたおかげで一つの職場で長く続いたのかもしれません。40代ともなると仕事の責任はどんどん重くなりますから、体力がなくて、精神的にもへたれな私は、子どもがいなかったら同じ職場で長く仕事を続けるのは難しかったと思います。

大学を卒業したあと、通勤電車を避けたいという理由から、新卒で地元で地方公務員として働きました。若い時の私は今以上に浅はかでした。国際交流という華やかな仕事にあこがれていましたが、現実は国際交流団体の日本人ボランティアさんをお世話する裏方仕事しかなく、名簿作りや印刷、会計、イベント準備などに追われる毎日でした。公務員同士で結婚する方も多く、ファミリー企業のような印象でした。もともとは結婚しても長く勤められることも魅力で公務員になったのに、将来に希望が見えず、せっかく受かった公務員の仕事でしたが、後先考えずあっさり辞めました。

地方公務員を辞めた後は、グローバルな環境で働いてみたいと思い、外資金融で働き始めます。きっかけは小さな新聞広告でした。ダメ元で応募してみたら、大きな外資企業で、きれいなオフィスで外国人や帰国子女がいきいきと働く様子にぼーっとなりました。運よく採用されたのでこれまたダメ元で就職しました。そのとき雇ってもらった弁護士の資格も持つキャリアウーマン上司は、今は海外で暮らしていますが、まだ仲良くしてもらっています。出会いが自分の生き方に大きく影響するものだなぁと今でも思います。学校の英語ができた私も会話となるとまた別でろくにおしゃべりすらできなかった私は最初は本当に小さくなっていました。会話の難関は過ぎてもあとからあとからハードルが上がり、プレッシャーでつぶされそうになった時に子どもを持つことを考え、今に至ります。

あれから12年たちますが、途中で何度か転職し、今はパート勤務です。子どもが病気になったり、PTAがあったり、残業ができなかったりで、思うようには働けていません。若いころにMBAや通訳の資格を取っておけば違ったのかもしれないですが、その頃もアップアップで余裕はありませんでした。前の職場の方の紹介で今の会社にご縁があるのですが、仕事をするうえでは出会いは本当に大切だと思います。後はできる範囲で一生懸命がんばること、失敗してもあきらめずに地道に続けていけばいつか道が開けるかなと希望をもちつつ、焦らず腐らずこつこつがんばるのみです。