rurumixのブログ

私立中学3年の息子とサピックス4年生の娘を育てるワーキングマザー。息子の日能研での中学受験から現在通う私立中学の生活、娘のサピックスライフについて思うことを書いています。節約と投資のあれこれも。

教育費をどう考えるか~親との考え方の相違

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先日話があると言われて両親の家に行ってきました。大体わかってたことですが、両親の住む広い一戸建てに一緒に住まないかとのことです。一緒に住んでくれたら、ゆくゆくはその家をあげるよ、という提案です。

私の両親は子どもに対してお金と労力を使わない人でした。私は塾も通わず、とにかく自力でがんばって大学に受かりました。大学は奨学金を2つ取り、返済もしました。本当は海外留学もしたかったですが、がまんしました。子どもが生まれてからも新生児の大変な時期や子どもが病気で仕事が休めないときは、夫の両親やベビーシッターさんに助けてもらいました。そんなわけで、私の両親ではなく、夫の両親の家の購入資金を夫と私で出して、近くに住んでいる状態です。

そんな中で私の父が病気になり、母の老後が心細いので、私が実家に戻ってくれたら実家の家と土地をあげるよという提案がありました。実家の土地は代々引き継がれたものでそのほかに持っていた代々の土地を売ってその資金で家を建てたので、まあまあの価値はあるようです。全て労働で稼いできた私からしたらうらやましい限りです。

私としては実家に帰ったら仕事を続けるのが今以上に大変になります。というかほぼ無理です。すると、教育費の話になりました。私の両親は私が仕事をがんばって働いたお金を教育費に使うのがもったいないと考えているためです。私のほそぼそとした仕事なんかやめて実家の家と土地を引き継いだほうが最終的にはお金になるよ、と。いえいえ、教育には現金が必要ですから!という押し問答の末、実家の家と土地は私に相続しなくても構わないので、それを自由に売って、私の家の近くの高齢者向け住宅に入ったらどうかという暫定的な結論になりました。ちなみに私の母はまだ60代なので、そんな話をするのは早いと思いまいしたが、母もかなりの心配性なので、仕方ありません。

教育費の考え方は人によってだいぶ違うので、人に理解してもらうのは難しいのではないかと思います。特に生活するので精一杯だった両親の世代はそうです。私の両親は私が子どもに期待しすぎてると思っているようですが、そうではなくて、自分の才能を活かせる仕事についてほしいと願っているだけです。特に今は教育にお金をかけてきたご家庭が良い大学に入れる時代ですし、やりたい仕事をするのにやはり教育は第一関門です。私自身大したキャリアではありませんが、就職する時点では大学名や英語に助けられてきた部分もだいぶあります。自分が生きてきた中で教育はあまり必要なかったと思う方もたくさんいるでしょうし、そういった方はやはり教育にお金をかけるのはもったいないと感じるのでしょう。そこは合意できる部分ではなさそうですね。

教育費にお金をかける場合でも、バランスは意識して、老後の資金や他のことにもきちんと使ったうえで教育費を使うように気を付けていきたいとは思います。